節酒
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「お酒、飲みすぎていませんか?」10人に1人が抱えるリスク
「自分はお酒に強いから大丈夫」「晩酌が唯一の楽しみ」
そう思っていても、知らず知らずのうちに体と心に負担をかけているかもしれません。
日本の統計データによると、生活習慣病のリスクを高める飲酒量(男性40g/日、女性20g/日以上)を摂取している人は約1,000万人、成人の「10人に1人」が該当すると言われています。
お酒による健康障害は、肝臓だけの問題ではありません。高血圧、不整脈、食道がんや大腸がんなどのリスクを高めるほか、うつ病や認知症の原因にもなり得ます。また、二日酔いによる生産性の低下や、社会的信用の失墜といった職場・社会への影響も無視できません。
適度な飲酒量「純アルコール20g」とは?
では、どのくらいなら健康的に楽しめるのでしょうか?
厚生労働省などが推奨する「節度ある適度な飲酒」の目安は、1日あたりの純アルコール量が20g程度とされています。
🍺 ビール(中瓶・ロング缶 500ml)× 1本
🍶 日本酒(1合 180ml)× 1本
🥃 ウイスキーダブル(60ml)× 1杯
🍷 ワイン小グラス(200ml)× 2杯
🍶 焼酎25度(100ml)× 0.6合
逆に、1日60gを超えると「多量飲酒」となり、生活習慣病のリスクが急激に高まる危険ラインとされています。
【セルフチェック】あなたの飲酒リスクは? (AUDIT)
WHO(世界保健機関)が開発したスクリーニングテスト「AUDIT(オーディット)」※を使って、あなたの現在の飲酒リスクをチェックしてみましょう。
AUDIT アルコールチェック
※この結果はスクリーニング(ふるい分け)であり、医師による確定診断ではありません。
今日からできる「減酒テクニック」
もしスコアが高かったり、少しお酒を減らしたいと思った場合、無理なく始められる以下のような工夫が効果的です。
- 飲酒日記をつける: 自分がいつ、何を、どれだけ飲んだかを可視化します。
- 休肝日を作る: 週に数日は肝臓を休ませる日を設定します。
- 食事と一緒に飲む: 空腹で飲まないことで、血中アルコール濃度の上昇を緩やかにします。
- チェイサーを挟む: お酒の合間に水やお茶を飲むことで、総量を減らし脱水を防ぎます。
- 時間を決める: 「24時までには切り上げる」など終了時間を設定します。
- ノンアルコール飲料の活用: 飲みたい気分を代替飲料で満たします。
減酒がもたらすメリット
お酒を減らすことは「我慢」ではなく、より良い生活への「投資」です。
- 短期的なメリット: 睡眠の質向上(目覚め爽快)、体重減少、お金の節約。
- 長期的なメリット: 生活習慣病やがんのリスク低減、家族や職場トラブルの減少。
まずは、今日の一杯をチェイサーに変えるところから始めてみませんか?
お酒との付き合い方を見直すことで、明日のパフォーマンスと将来の健康を手に入れましょう。
※Babor TF, Fuente DL Jr, Saunders JB et al : AUDIT: The Alcohol Use Disorder Identification Test: Guidance for Use in Primary Health Care. WHO, 1992
