2024年4月から、リスクアセスメント対象物を製造、取り扱い、または譲渡提供を行う全ての事業場で「化学物質管理者」の選任が義務化されましたね。弊社担当事業所様でもうまく導入が進められており嬉しい限りです。

化学物質管理者の主な職務には、化学物質の表示や安全データシート(SDS)の確認、リスクアセスメントの実施管理、ばく露防止措置の選択や実施管理、化学物質による労働災害発生時の対応、各種記録の作成・保存・周知、労働者への教育など多岐にわたりますが.......大抵の現場では、有機溶剤作業主任者はじめ安全管理者、衛生管理者の方が併任される形で選任されておられるので、本当に大変なことかと思います。

これはリスクアセスメント対象物かどうかというご質問を受けることがありますが、こちらのサイトで検索できます。

https://cheminfo.johas.go.jp/step/1-3.html

またリスクアセスメント対象物について保護具を着用する必要があれば、保護具着用管理責任者の選任も必要になりますのでこちらもお忘れなく。

いろいろ現場見て回っての個人的感想ですが、多くの事業所では、取り扱っている化学物質のリスクよりも、多種類の化学物質を肺に入れる喫煙や、化学物質を多量に消化管に流し込む飲酒習慣のリスクの方が随分高いように見えてしまいます。事業所での禁煙節酒活動も併せて進めていきたいですね。